ダンスとは?意味・歴史・種類を、子どもに習わせる前に知っておきたい形で解説
「ダンスってそもそも何?」と聞かれると、意外と答えに迷うものです。テレビやSNSで見るアイドルの踊り、運動会の表現、夏祭りの盆踊り、バレエの発表会。どれも「ダンス」と呼ばれますが、見た目も目的もかなり違います。この記事では、子どもにダンスを習わせようか考えている保護者の方に向けて、ダンスの意味、言葉の成り立ち、歴史の流れ、種類の分け方、そして子どもにとってどんな体験になるのかを、ひとつずつ整理しました。読み終わるころには、体験レッスンを見に行ったときに「何を見ればいいか」が分かるようになることを目指しています。
ダンスとは|ひとことで言うと「音や気持ちに合わせて、体で表すこと」
ダンスをひとことで言うなら、「音楽やリズム、あるいは自分の気持ちに合わせて、体を動かして表すこと」です。辞書や百科事典を見ると、ダンス(舞踊)は「身体のリズミカルな動きによって、感情や意思、情景などを表現するもの」と説明されています。ただ、ダンスの形はあまりにも多様なので、厳密に定義するのは難しいとも書かれています。
ここで大切なのは、「上手に踊れること」がダンスの条件ではない、という点です。小さな子が好きな曲に合わせて体を揺らすのも、家族で手拍子をしながら跳ねるのも、立派なダンスです。逆に、どれだけ難しい技でも、音やリズムと関係なく体を動かしているだけなら、それは体操や運動に近いものになります。ダンスの中心にあるのは「何かに合わせる」「何かを表す」という2つの働きだと考えると、いろいろな踊りに共通するものが見えてきます。
「ダンス」「踊り」「舞」「舞踊」はどう違う?
日本語には、ダンスに近い言葉がいくつもあります。違いを知っておくと、ダンスの見え方が少し変わります。
「舞」と「踊り」はもともと動きが違った
百科事典の解説では、日本ではもともと「舞(まい)」は回る動き(旋回)を、「踊り(おどり)」は跳び上がる動き(跳躍)を表す言葉だったとされています。能や日本舞踊のように、すり足でゆっくり回りながら表現するのが「舞」、盆踊りのように足を踏み鳴らし、跳ねるように動くのが「踊り」というイメージです。
「舞踊」は明治時代に広まった言葉
「舞踊」は、この「舞」と「踊り」を合わせた言葉です。明治時代には外国語のダンスの訳語として「舞踏」が使われていましたが、1904年に坪内逍遥が『新楽劇論』の中で「舞踊」という語を用いてから、一般に広まったとされています。
今の「ダンス」はかなり広い意味で使われる
現在の日常会話では、「ダンス」は西洋から入ってきた踊りや、ヒップホップなどの新しい踊りを指すことが多く、日本の伝統的な踊りは「踊り」「舞踊」と呼び分けることが多いようです。ただ、厳密な決まりがあるわけではありません。保護者の方が「ダンス教室」を探すときに出てくるのは、ほとんどが西洋由来やストリート由来のダンスです。
ダンスは何のために踊られてきたのか
ダンスの歴史はとても古く、旧石器時代の壁画にも踊る人の姿が描かれているとされています。日本でも、『古事記』の天岩戸(あまのいわと)の話で、アメノウズメが踊り、岩戸に隠れたアマテラスが外の様子をうかがう場面がよく知られています。
人がダンスをしてきた理由は、大きく分けると次のように整理できます。
- 祈る・願う:雨や豊作、病気の回復などを願う儀式の中で踊られてきました。
- みんなで楽しむ:祭りや集まりで、同じ動きをそろえて踊ることで一体感を味わってきました。盆踊りはその代表です。
- 人とつながる:社交ダンスのように、相手と組んで踊ることで交流する踊りもあります。
- 見せる・伝える:バレエや歌舞伎の踊りのように、観客に向けて物語や感情を表現する舞台芸術として発展したものもあります。
- 競う:ダンスバトルや競技ダンスのように、技や表現を比べ合う形もあります。
今、子どもが習い事で触れるダンスにも、この5つの要素が少しずつ入っています。友達と一緒に踊る楽しさ、発表会で見てもらう経験、上手になりたいという気持ち。どれも、昔から人がダンスに求めてきたものと地続きです。
ダンスを形づくる4つの要素
ダンスの見た目はさまざまですが、どんなダンスも「体」「時間」「空間」「力の入れ方」の4つの組み合わせとして見ることができます。振り付けについての解説でも、人の動きを空間・形・時間・エネルギーという観点で組み立てると説明されています。
体:どこを動かすか
腕だけを動かすのか、全身を使うのか。首だけ、胸だけを動かすのか。体のどこを使うかで、ダンスの印象は大きく変わります。ダンスの基礎練習でよく行う「アイソレーション」は、体の一部分だけを動かす練習です。
時間:いつ動くか
音楽の拍に合わせて動くのか、少し遅らせるのか。速く動くのか、ゆっくり動くのか。止まる時間をつくるのか。同じ動きでも、タイミングを変えるだけで別のダンスに見えます。
空間:どこで、どの向きで動くか
前に進む、横に動く、高くジャンプする、床に近づく。どの方向にどれくらい動くかも、ダンスの大切な要素です。ダンスの解説には、直線的な動きは強く鋭い印象を、曲線的な動きは柔らかい印象を与えるという説明もあります。
力の入れ方:どう動くか
力強くはっきり動くのか、ふんわり流れるように動くのか。止めるときにピタッと止めるのか、余韻を残すのか。この「質感」の違いが、ジャンルごとの個性になっています。
この4つを知っていると、子どものダンスを見るときにも「今日は前より大きく動けていたね」「止めるところがかっこよかったね」と、具体的にほめやすくなります。
世界と日本のダンスの大まかな流れ
ダンスの歴史を細かく追うと本が何冊も書けてしまうので、ここでは子どもが習うダンスにつながる流れだけを、ごく簡単にまとめます。
宮廷から舞台へ:バレエ
バレエは15世紀ごろのイタリアの宮廷で生まれ、その後フランスで大きく発展しました。フランス国王ルイ14世は自らもバレエを踊り、1661年には王立舞踊アカデミーを設立して、踊りの基準づくりや指導者の認定を進めたとされています。今のバレエで使う言葉にフランス語が多いのは、この歴史によるものです。
型から自由へ:モダンダンス
19世紀の終わりから20世紀にかけて、決まった型を重んじる古典バレエに対して、もっと自由に表現しようとする動きが生まれました。はだしで型にとらわれずに踊ったイサドラ・ダンカンや、のちにアメリカで独自の技法を築いたマーサ・グレアムなどが、その流れの代表的な人物として知られています。
街から世界へ:ストリートダンス
1970年代のアメリカでは、ニューヨークのブロンクスでヒップホップ文化が生まれ、西海岸ではロックダンス(ロッキング)などが生まれました。劇場ではなく、街の集まりやパーティー、テレビ番組から広がっていったダンスです。今、キッズダンスで人気のジャンルの多くは、この流れにつながっています。
日本では:かぶき踊りから盆踊りまで
日本では、17世紀のはじめ(1603年ごろとされます)に出雲の阿国が京都で「かぶき踊り」を始め、これが歌舞伎のもとになったと言われています。神楽や盆踊りのように、地域に根づいた踊りも各地に残っています。そして2012年度からは、中学校の保健体育でダンスが必修になり、学校でもダンスに触れる機会が増えました。
ダンスの種類は大きく5つのグループで考えると分かりやすい
ダンスのジャンル名は数え切れないほどありますが、生まれた場所や目的で大きく分けると、全体像がつかみやすくなります。ここでは子どもの習い事を考えるときに役立つように、5つのグループに分けてみました。
1. 舞台で見せる芸術系
バレエ、モダンダンス、コンテンポラリーダンス、ジャズダンスなどです。姿勢や体のラインの美しさ、表現力を大切にします。音楽はクラシックからポップスまで幅広く使われます。
2. 街から生まれたストリート系
ヒップホップ、ブレイキン(ブレイクダンス)、ロックダンス、ポップダンス、ハウスなどです。リズムの取り方や、その場のノリを大切にする踊りが多く、ダンスバトルのように即興で踊る文化もあります。
3. 人と組んで踊る社交・競技系
社交ダンス(ボールルームダンス)やサルサなど、相手と組んで踊るダンスです。競技として点数を競う「競技ダンス」もあります。
4. 地域に伝わる民族・郷土系
盆踊りや阿波踊り、日本舞踊、フラダンス、フラメンコ、各国のフォークダンスなどです。その土地の歴史や暮らしと結びついているのが特徴です。
5. 曲とセットで楽しむエンタメ系
K-POPやアイドルの振り付け、チアダンス、テーマパークのダンスなどです。決まった曲と振り付けがあり、知っている曲で踊れるので、子どもが入りやすいグループでもあります。
実際には、ひとつのダンスが複数のグループにまたがることもよくあります。たとえばK-POPの振り付けにはヒップホップやジャズの動きが混ざっていますし、ジャズダンスはバレエの技術をもとにしています。「どれかひとつを選ばないといけない」と考えなくても大丈夫です。
ダンスと音楽の関係|拍・テンポ・カウント
ダンスの多くは音楽と一緒に踊られます。音楽の仕組みを少しだけ知っておくと、子どもがレッスンで何をしているのかが分かりやすくなります。
拍(ビート):体が自然に乗るところ
曲を聴いていると、思わず手拍子をしたくなる一定の間隔があります。これが拍(ビート)です。ダンスは、この拍に合わせて足を踏んだり、ひざを曲げたりするところから始まります。小さな子がまず覚えるのも、拍に合わせて手をたたく、足踏みをする、といった動きです。
テンポ:速さで踊り方が変わる
同じ振り付けでも、ゆっくりの曲と速い曲では、踊りやすさがまったく違います。初めての子どもには、少しゆっくりめの曲で動きを確かめてから、元の速さに戻していくやり方がよく使われます。速い曲で細かく足を動かすダンスもあれば、ゆったりした曲で大きく体を使うダンスもあり、テンポはジャンルの個性にもつながっています。
カウント:「ワン・ツー・スリー・フォー」で動きを数える
ダンスのレッスンでは、先生が「ワン、ツー、スリー、フォー……」や「1、2、3、4、5、6、7、8」と数えながら教える場面がよくあります。これはカウントと呼ばれ、動きと音楽のタイミングを合わせるための目印です。8つの拍をひとまとまりにして数えることが多く、子どもも繰り返すうちに「5のところで手を上げる」のように、数字と動きを結びつけて覚えられるようになります。
音のない踊りもある
一方で、ダンスは必ず音楽が必要というわけではありません。足踏みや手拍子など、体の動きそのものが音を生み出す踊りもありますし、音楽を使わずに体の動きだけで表現する作品もあります。「音に合わせる」だけでなく「体で音をつくる」こともダンスの楽しみ方のひとつです。
「振り付けを踊る」と「その場で踊る」、2つの楽しみ方
ダンスには、大きく分けて2つの踊り方があります。この違いは、ジャンル名よりも子どもの向き不向きに関わることがあります。
振り付けを踊る
先生や振付師が考えた動きの順番(振り付け)を覚えて、音楽に合わせて踊る方法です。発表会やアイドルの踊りは、ほとんどがこちらです。「覚えた通りにできた」という達成感があり、みんなで動きをそろえる楽しさもあります。
その場で踊る(フリースタイル・即興)
流れてきた音楽を聴いて、その場で自分の動きを選んで踊る方法です。ストリートダンスのバトルがその代表です。決まった正解がないぶん、自分らしさを出しやすい一方で、最初は「何をしたらいいか分からない」と戸惑う子もいます。
子どものダンス教室では、多くの場合、まずは振り付けを踊ることから始めます。真似をする対象があるほうが、初めての子でも動きやすいからです。振り付けをたくさん覚えていくうちに、自分の中に「使える動き」が増えていき、それが自由に踊る力にもつながっていきます。
ダンスを「見る」「踊る」「一緒に踊る」の違い
ダンスとの関わり方は、踊る人になるだけではありません。子どもがダンスに興味を持つきっかけも、人によって違います。
- 見るのが好き:テレビや動画でダンスを見て、真似をしたくなる子は多いです。見ること自体が、動きを覚える練習にもなります。
- ひとりで踊るのが好き:家で好きな曲に合わせて自由に踊るのが好きな子もいます。
- みんなで踊るのが好き:友達と動きをそろえたり、輪になって踊ったりすることに楽しさを感じる子もいます。
習い事としてのダンスは、この3つすべてを含んでいます。先生の踊りを見て、自分で踊って、クラスのみんなで合わせる。最初は「見るだけ」でも、それは立派なダンスの入り口です。
学校の授業とダンスの関係
保護者の方の中には、自分が子どものころにはダンスの授業がなかった、という方も多いと思います。中学校の保健体育では、2012年度からダンスが1・2年生の必修になりました。それまでは武道とダンスのどちらかを選ぶ形でしたが、学習指導要領の改訂で両方を学ぶようになりました。
中学校のダンスの授業では、「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」の3つが扱われています。「現代的なリズムのダンス」は、ロックやヒップホップなどのリズムの特徴をとらえて、全身で弾んで踊るものです。
授業でダンスがあるからといって、習い事でダンスを習わないといけないわけではありません。ただ、小さいうちから音楽に合わせて体を動かすことに慣れていると、授業で「人前で踊る」場面に出会ったときに、少し気持ちが楽になるかもしれません。
子どもにとって、ダンスはどんな体験になるのか
ダンスを習うと「リズム感がつく」「運動神経がよくなる」と言われることがあります。ただ、これは子どもによって差がありますし、ダンスだけで決まるものでもありません。ここでは、ダンスの特徴から見て、子どもが実際に経験しやすいことを整理します。
音を聴いて体を動かす経験
ダンスは、耳で聴いたリズムを体の動きに変える活動です。最初は音とずれてしまっても、繰り返すうちに「ここで手をたたく」「ここで止まる」というタイミングが体でつかめてきます。
人の動きを見て真似る経験
先生の動きを見て、同じように動こうとすることは、思った以上に頭を使います。右と左、前と後ろ、手と足の順番。見たものを自分の体に置きかえる練習を、遊びの延長で繰り返すことになります。
自分の体を思い通りに動かす経験
「右手だけ上げる」「肩だけ動かす」「ひざを曲げたまま横に動く」。ダンスでは、ふだんの生活ではあまり意識しない体の動かし方をたくさん試します。最初は思った通りに動かなくても、鏡を見ながら繰り返すうちに、自分の体のどこがどう動いているのかが少しずつ分かってきます。こうした体の使い方への気づきは、ダンス以外の運動をするときにも生かせる場面があります。
人前で表現する経験
ダンスは、体全体を使って人前で表現するものです。恥ずかしがり屋の子にとっては、最初は大きなハードルかもしれません。それでも、少しずつ動きが大きくなったり、発表会で踊りきったりする経験は、その子にとって大きな出来事になります。
みんなで一つの作品をつくる経験
グループで踊るときは、自分の動きだけでなく、周りとそろえることも必要です。友達と並ぶ位置を確認したり、タイミングを合わせたりする中で、自然とまわりを見る意識が育っていきます。
年齢ごとに見た、ダンスとの付き合い方
3才〜6才ごろ(幼児)
この時期は、ダンスの細かい技術よりも、「音楽が鳴ったら体を動かすのが楽しい」と感じることが一番の目標になります。先生の話を聞く、あいさつをする、みんなと同じ場所にいる、ということ自体が大きな一歩です。最初は保護者から離れられない子や、はしゃぎすぎてしまう子も珍しくありません。
小学校低学年
振り付けを覚える力がついてきて、「できた」「できない」が自分でも分かるようになってきます。そのぶん、できないと悔しがったり、落ち込んだりすることも増えます。小さな「できた」を積み重ねられる環境かどうかが大切になります。
小学校高学年
体の使い方を意識したり、かっこよく見せる工夫をしたりと、表現にこだわりが出てくる時期です。友達との関係や、人からどう見られるかを気にしやすい時期でもあるので、安心して踊れる居場所があることが続けやすさにつながります。
もちろん、成長のスピードには一人ひとり幅があります。年齢はあくまで目安として考えてください。
家でできる「ダンスってこういうこと」体験
ダンス教室に行く前に、家で親子で試せる遊びをいくつか紹介します。特別な道具はいりません。
- 音が止まったら止まるゲーム:音楽をかけて自由に動き、音を止めたらピタッと止まります。「止める」はダンスの大切な技術のひとつです。
- 手拍子リレー:好きな曲を流して、拍に合わせて手をたたきます。慣れてきたら、ひざを曲げ伸ばししながらたたいてみましょう。
- まねっこダンス:保護者の方がゆっくり動き、子どもが真似をします。交代して、子どもの動きを大人が真似するのも盛り上がります。
- 気持ちを動きで表す:「うれしい」「びっくり」「眠い」などを、言葉を使わずに体で表してみます。これも立派なダンスの表現です。
こうした遊びで子どもが楽しそうにしているなら、ダンスの習い事も入りやすいかもしれません。反対に、家ではあまり乗り気でなくても、教室で先生や友達と一緒だと急に動き出す子もいます。家での様子だけで判断しないことも大切です。
ダンスを習い始める前に、保護者が知っておきたいこと
最初は「踊れない」のが普通
初めてのレッスンで、先生の動きにすぐついていける子はほとんどいません。じっと見ているだけ、保護者のそばから離れない、ということもよくあります。それは「向いていない」のではなく、新しい場所に慣れる途中の姿です。
ジャンルは「入り口」にすぎない
どのジャンルにも、リズムに合わせて体を動かす基礎は共通しています。最初に選んだジャンルがずっと続くとは限りませんし、途中で興味が変わることもあります。まずは子どもが「楽しい」と感じられるかどうかを大切にしてください。
体験レッスンでは「終わったあとの顔」を見る
体験レッスンで一番分かりやすいのは、終わったあとの子どもの表情や、「また行きたい」と言うかどうかです。上手に踊れたかどうかよりも、そちらのほうが続けやすさを表していることが多いです。
動きやすい服装と、飲み物を
レッスンには、伸び縮みする動きやすい服と、水分補給のための飲み物があると安心です。くわしい持ち物は、通う教室の案内に従ってください。
よくある質問
Q. ダンスとスポーツは違うものですか?
A. ダンスは芸術としての面と、体を動かす運動としての面の両方を持っています。ブレイキンが2024年のパリオリンピックで競技として採用されたように、スポーツとして競う形もあります。一方で、発表会やお祭りの踊りのように、勝ち負けのないダンスもたくさんあります。どちらか一方に決める必要はありません。
Q. リズム感がない子でも、ダンスはできますか?
A. 最初から音にぴったり合わせられる子は多くありません。手拍子や簡単なステップを繰り返すうちに、少しずつタイミングがつかめてくるのが普通です。「リズム感がないからダンスは無理」と最初から決めなくて大丈夫です。
Q. 男の子でもダンスを習いますか?
A. 習います。ダンスには、力強い動きのジャンルも、しなやかな動きのジャンルもあり、性別で決まるものではありません。ブレイキンのように、男の子に人気が高いジャンルもあります。
Q. 何歳からダンスを始められますか?
A. 教室によって違いますが、3才ごろから通えるクラスがある教室もあります。小さいうちは技術よりも、音楽に合わせて楽しく体を動かすことが中心になります。小学生から始めても、まったく遅くはありません。
Q. ダンスのジャンルは最初に決めたほうがいいですか?
A. 決めなくても大丈夫です。どのジャンルにも共通する基礎があるので、まずは楽しく続けられる教室を選び、踊るうちに好きな動きや曲が見つかっていくことも多いです。
Q. 家で練習しないと、ついていけなくなりますか?
A. 家でたくさん練習しないと続けられない、ということはありません。レッスンの時間に楽しく体を動かすことが基本です。覚えた振り付けを家で踊りたがるようなら、そのときに一緒に見てあげるくらいで十分です。
Q. 恥ずかしがり屋の子でも大丈夫ですか?
A. 恥ずかしがり屋の子がダンスを始めることは珍しくありません。最初は見ているだけでも、少しずつ動けるようになっていく子はたくさんいます。体験レッスンで、先生がどんなふうに声をかけてくれるかを見てみてください。
参考にした資料
- コトバンク「舞踊」(日本大百科全書、改訂新版 世界大百科事典)
- コトバンク「振付」(改訂新版 世界大百科事典、ブリタニカ国際大百科事典)
- Wikipedia日本語版「ダンス」「バレエ」「出雲阿国」「ブレイクダンス」
- Wikipedia英語版「Ballet」「Modern dance」「Choreography」「Breaking at the 2024 Summer Olympics」
- 文部科学省「中学校学習指導要領」関連資料(武道・ダンス必修化)
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