小学生のダンスの授業とは?体育の表現運動で学年ごとに習う内容を保護者向けに解説
「小学校の体育でダンスをやっているらしいけれど、何をしているの?」「ヒップホップを習うの?」。子どもから授業の話を聞いても、保護者の世代の体育とはかなり違っていて、様子が想像しにくいかもしれません。この記事では、文部科学省の「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 体育編」を読み、小学校の体育で扱われるダンス(表現運動)の中身を、1・2年生、3・4年生、5・6年生の順に整理しました。授業で何をねらっているのか、苦手な子にはどんな配慮が考えられているのか、家庭で手助けできることは何か、そして習い事のダンスとどう違うのかもまとめています。
小学校の体育の「ダンス」は「表現運動」という名前で入っている
小学校の体育には、いくつかの「運動領域」があります。体つくり運動、器械運動、陸上運動、水泳運動、ボール運動などと並んで、ダンスにあたるのが「表現運動系」の領域です。学習指導要領の解説では、表現運動系を「自己の心身を解き放して、イメージやリズムの世界に没入してなりきって踊ったり、互いのよさを生かし合って仲間と交流して踊ったりする楽しさや喜びを味わうことのできる運動」と説明しています。
名前は学年によって変わります。
- 1・2年生:「表現リズム遊び」(内容は「表現遊び」と「リズム遊び」)
- 3・4年生:「表現運動」(内容は「表現」と「リズムダンス」)
- 5・6年生:「表現運動」(内容は「表現」と「フォークダンス」)
低学年は「遊び」という名前がついているとおり、決まった踊りを覚えるというより、何かになりきったり、音楽に乗って弾んだりする楽しさにふれることが中心です。学年が上がるにつれて、動きにメリハリをつけたり、グループで作品にまとめたり、決まった踊り方を身につけたりする内容へと進んでいきます。
今の学習指導要領はいつから使われているのか
今の小学校学習指導要領は、平成29年(2017年)3月に改訂されたものです。解説の「まえがき」には、平成32年度(2020年度)から全面的に実施し、平成30年度から一部を先行して実施すると書かれています。表現運動系の領域については、解説の中で、低学年・中学年・高学年とも「従前どおり」の領域名と内容の組み立てにしたと説明されています。つまり、表現リズム遊び・表現運動という形は、前の学習指導要領から引き続き使われている枠組みです。
中学校では、文部科学省の資料によると、平成24年度(2012年度)から「ダンス」が必修になりました。中学校1・2年生ではすべての領域を学び、3年生から選択になります。中学校のダンスは「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」の3つで構成されています。小学校の表現運動は、この中学校のダンスにつながる学習として位置づけられています。
3つの内容の違い|「表現」「リズムダンス」「フォークダンス」
学年別の話に入る前に、小学校の表現運動に出てくる3つの内容の違いを整理しておきます。解説では、それぞれ次のように説明されています。
表現(低学年は「表現遊び」)
身近な生活や自然などから題材を選び、表したいイメージや思いを体で表す運動です。動物や乗り物、料理や探検、台風や祭りなど、題材は学年に合わせて変わります。決まった振り付けはなく、自分たちで動きを見つけていく学習です。
リズムダンス(低学年は「リズム遊び」)
軽快なロックやサンバなどのリズムに乗って、友達と関わりながら踊る運動です。こちらも決まった踊りを覚えるのではなく、リズムに合わせて自由に動きを工夫するのが基本です。
フォークダンス
日本各地の民踊(みんよう)と外国のフォークダンスで構成されています。日本の地域や世界の国々で親しまれてきた踊りを身につけて、みんなで一緒に踊るのが楽しい運動で、解説では「特定の踊り方を再現して踊る学習」と説明されています。
つまり、「表現」と「リズムダンス」は自分たちで動きをつくる学習、「フォークダンス」は決まった踊り方を覚えて踊る学習、という違いがあります。解説は、表現とリズムダンスについて、内容は違っても「いずれも自由に動きを工夫して楽しむ創造的な学習」で進める点が共通していると書いています。
1・2年生|「表現リズム遊び」で何をするのか
低学年の表現リズム遊びは、「表現遊び」と「リズム遊び」の2つでできています。解説は、1時間の授業の中にこの2つを組み合わせたり、関連をもたせたりするなど、「様々なものになりきりやすく、律動的な活動を好む低学年の児童の特性を生かした」進め方を工夫することが大切だとしています。
表現遊び|身近なものになりきって全身で踊る
表現遊びでは、動物や乗り物など、身近で関心が高く、特徴がとらえやすい題材を選び、そのものになりきって全身で即興的に踊ります。解説に挙がっている題材の例は、鳥、昆虫、恐竜、動物園の動物、飛行機、遊園地の乗り物、おもちゃなどです。
動きの例として、「サルが木登りしたり木から木へ跳び移ったりする」「カマキリが獲物にゆっくりと近づいていったり戦ったりする」「飛行機が旋回したり急降下したりする」「コーヒーカップがゆっくりと回ったり速く回ったりする」といった場面が示されています。跳ぶ、回る、ねじる、這う、素早く走るなど、全身を大きく使うのがポイントです。
さらに、「大変だ!○○だ!」(池に落ちた、サメが襲ってくる、急カーブの連続だ、こわれちゃった)のような急に変わる場面を入れて、簡単なお話にして続けて踊ることも例に挙がっています。
リズム遊び|弾む曲に乗って、へそを中心に踊る
リズム遊びでは、スキップで弾んで踊れる軽快な曲を使い、「へそ(体幹部)」を中心にリズムに乗って踊ったり、友達と調子を合わせて即興的に踊ったりします。曲は、弾んで踊れるロックやサンバなどの軽快なリズムで、「児童にとって身近で関心の高い曲」とされています。
動きの例は、スキップで弾む動きを中心に、ねじる、回る、移動するなどを繰り返すこと。友達と向かい合って手をつなぎ、スキップしながら回ったり、手を叩き合ったりする踊り方も示されています。
簡単なフォークダンスを入れることもある
低学年のリズム遊びには、簡単なフォークダンスを含めて指導できるとされています。例として挙がっているのは、ジェンカ(フィンランド)、キンダーポルカ(ドイツ)、タタロチカ(ロシア)です。ジェンカは前の人の肩に手を置いて列になって踊る踊り、キンダーポルカは易しいステップと指さしの動きが特徴の踊り、タタロチカは一重の円になって軽快な足の動きとかけ声で踊る踊りと説明されています。
低学年で大切にされていること
低学年では、踊りの技術よりも、楽しさにふれることと、行い方を知ることが中心です。あわせて、誰とでも仲よく踊ること、場の準備や片付けを友達と一緒にすること、友達とぶつからないように周りの安全に気をつけることも、身につけたいこととして挙げられています。
3・4年生|「表現」と「リズムダンス」
中学年になると、名前が「表現運動」に変わり、内容は「表現」と「リズムダンス」になります。解説は、中学年では「仲間と関わり合いながら即興的に踊る経験を大切に」するとしています。
表現|「ひと流れの動き」で表したい感じを踊る
中学年の表現では、題材の主な特徴や感じをとらえて、「メリハリ(緩急・強弱)のあるひと流れの動き」にして即興的に踊ります。題材の例は2種類あります。
- 具体的な生活からの題材:「○○づくり」(料理、粘土造形など)、「1日の生活」(洗濯物、掃除、スポーツなど)
- 空想の世界からの題材:「○○探検」(ジャングル、宇宙、海底など)、忍者や戦いなど二人組で対立する動きを含む題材
たとえば「料理」なら、焼かれたり揚げられたりして、質感や形が変わっていく様子をとらえます。「ジャングル探検」なら、底なし沼に落ちた、宝物発見!などの場面を考えます。動きは、硬く・軟らかく、大きく・小さく、速く・遅くと差をつけて大げさにしたり、二人で追いかけ合う動きを入れたりして工夫します。
リズムダンス|ロックの「後打ち」とサンバの「シンコペーション」
中学年のリズムダンスでは、軽快なロックやサンバなどのリズムの特徴をとらえて、へそを中心に全身で弾んで踊ります。解説には、リズムのとらえ方がかなり具体的に書かれています。
- 軽快なテンポのロック:テンポの目安はスキップで弾めるBPM140前後(BPMは1分間のビートの数)。「ンタ・ンタ」の弾みや、後ろの拍が強調される「後打ち(アフタービート)」をとらえて、その場で弾んだり、体のいろいろな部分でリズムをとったりする
- ビートの強いロック:テンポの目安は歩く速さのBPM120前後。「ウンタ・ウンタ」の後打ちをとらえて、動きにアクセントをつける
- サンバ:「ンタッタ・ンタッタ」のシンコペーション(拍子の強弱を逆転させたり変化させたりしたリズム)と、打楽器の小刻みなビートをとらえて、前後左右のスイングなどでリズムに乗る
動きの変化のつけ方としては、弾む動きにねじる・回るを入れたり、素早い動きやストップでリズムに変化をつけたりすることが挙げられています。友達との関わり方は、二人で向かい合って手をつないだり、くぐり抜けたり、かけ合いをしたりする踊り方です。
中学年で大切にされていること
中学年では、自分の力に合った課題を見つけて、その解決のための活動を選ぶこと、友達のよい動きを自分の動きに取り入れることが求められます。また、誰とでも仲よく踊ることに加えて、友達の動きや考えを認めることも挙げられています。学校や地域の実態に応じて、フォークダンスを加えることもできます。
5・6年生|「表現」と「フォークダンス」
高学年の表現運動は、「表現」と「フォークダンス」で構成されます。解説では、低学年・中学年で身につけてきた力を土台に、中学校のダンスの学習につなげていくことが求められるとされています。学校や地域の実態に応じて、リズムダンスを加えることもできます。
表現|「はじめ-なか-おわり」のある作品にまとめる
高学年の表現では、即興的に踊ることに加えて、グループで「はじめ-なか-おわり」の構成を工夫した「簡単なひとまとまりの動き」にまとめて踊ります。題材の例は次の3つです。
- 激しい感じの題材:バーゲンセール、火山の爆発、大型台風接近、ロボットが壊れた、竜巻発生、怒りの爆発など
- 群(集団)が生きる題材:「祭り」「スポーツの攻防」「出口を探せ!」など
- 多様な題材:「わたしたちの地球」「ニュース○○」「○月×日、私のダイアリー」など、個人やグループが選んだ関心のある出来事
たとえば「火山の爆発」では、エネルギーがたまって不規則に爆発する動きの中に、自然への畏れの気持ちを重ねる、という例が示されています。集まる-離れる、合わせて動く-自由に動くといった「群の動き」を使うこと、ラストシーンを印象的にすることも工夫の例に挙がっています。
フォークダンス|日本の民踊と外国の踊り
高学年のフォークダンスでは、日本の民踊と外国のフォークダンスの踊り方の特徴をとらえ、基本的なステップや動きを身につけて、みんなで踊って交流します。踊りの由来や背景を理解し、日本の地域や世界の文化にふれることも大切にされています。解説に挙がっている例は次のとおりです。
- 日本の民踊(軽快な踊り):阿波踊り(徳島県)、春駒(岐阜県)
- 日本の民踊(力強い踊り):ソーラン節(北海道)、エイサー(沖縄県)。低く踏みしめるような足取りや腰の動きで踊る
- 外国のフォークダンス:マイム・マイム(イスラエル)、コロブチカ(ロシア)、グスタフス・スコール(スウェーデン)
保護者の方が子どものころに運動会や林間学校で踊った踊りが、今も例として残っているのを見ると、少し懐かしく感じるかもしれません。
高学年で大切にされていること
高学年では、自分やグループの課題を見つけて解決の仕方を考えること、見合いや交流の仕方を選ぶこと、考えたことを他の人に伝えることが求められます。また、助け合って踊ること、互いの動きや考えを認め合うこと、場の安全に気を配ることも挙げられています。
学年ごとの違いを一覧で見る
- 1・2年生:動物や乗り物になりきる「表現遊び」と、弾む曲に乗る「リズム遊び」。楽しさにふれ、行い方を知る段階
- 3・4年生:生活や空想の題材を「ひと流れの動き」で表す「表現」と、ロックやサンバのリズムの特徴をとらえる「リズムダンス」。友達と関わりながら即興で踊る経験を大切にする
- 5・6年生:グループで「はじめ-なか-おわり」の作品にまとめる「表現」と、民踊や外国の踊りを身につける「フォークダンス」。中学校のダンスにつなげる
こうして並べると、「その場で自由に動く」から「動きにメリハリをつける」、そして「仲間と作品にまとめる」「決まった踊りを身につける」へと、少しずつ段階を上がっていくように組み立てられていることが分かります。
授業のダンスで「ヒップホップ」は習うのか
保護者の方からよく出る疑問のひとつが、「授業でヒップホップを習うの?」というものです。今の小学校の学習指導要領の解説で、リズム遊び・リズムダンスの例として挙がっているリズムは「ロック」と「サンバ」です。解説の中に「ヒップホップ」という言葉は出てきません。
また、リズムダンスは、決まった振り付けを覚える学習ではなく、リズムの特徴をとらえて自由に動きを工夫する学習とされています。どの曲を使うかは学校や先生によって違い、解説では、児童にとって身近で関心の高い曲を取り上げることが例示されています。
中学校では、「現代的なリズムのダンス」が内容のひとつになります。文部科学省の中学校向けリーフレットでは、現代的なリズムのダンスについて「ロックやヒップホップなどのリズムの特徴をとらえて踊る」と説明されています。
苦手な子には、どんな配慮が考えられているのか
「うちの子はダンスの授業が苦手みたい」という声もよく聞きます。解説には、学年ごとに「運動が苦手な児童への配慮の例」が具体的に書かれていて、家庭での声かけの参考にもなります。
- 題材の特徴をとらえて踊るのが苦手な子:全身で特徴をとらえている友達の動きを見合い、まねできるようにする(低学年)。題材のいろいろな場面を絵や文字で描いたカードをめくりながら動く(中学年)
- リズムに乗るのが苦手な子:友達や先生の動きをまねしながら、スキップで弾んだり、かけ声や手拍子を入れたりして踊る(低学年)。リズムに合わせて手拍子をしたり、リズムを表す言葉をかけながら踊る(中学年)
- 友達と関わって踊るのが苦手な子:先生を含めた数人で手をつなぎ、簡単な動きで一緒に踊る(低学年)。二人組で向かい合って手をつなぎ、動きのまねをし合う(中学年)
- 踊り方を覚えるのが苦手な子:先生が曲を口ずさみながら全体を大まかに通して踊り、難しいところは部分練習をする(高学年のフォークダンス)
- やる気が出にくい子:題材に関連する絵本や図鑑を見せて興味を高める、自然に体を弾ませたくなるような曲を選ぶ(低学年)
共通しているのは、「まねをする」「手拍子や言葉でリズムをつかむ」「小さな人数から始める」「全体を先に通してから細かいところを練習する」という手立てです。どれも、家で親子で踊るときにそのまま使える考え方です。
授業のダンスが苦手な子に、家でできること
授業のダンスがうまくいかないと感じている子には、家で次のようなことを試してみるのもひとつの方法です。
- 手拍子でリズムをとる:好きな曲をかけて、まずは手拍子だけ。慣れてきたら、その場で軽く弾む動きを加えます
- 「なりきり遊び」をする:「ゾウになって歩いてみよう」「飛行機になって急降下」など、低学年の表現遊びと同じように、何かになりきって体を動かします。正解はないので、大げさに動けたらほめてあげてください
- 保護者がまねされ役になる:子どもが考えた動きを保護者がまねすると、子どもは「自分の動きが伝わった」と感じやすくなります
- 授業の様子を聞いてみる:「今日は何になりきったの?」と聞くと、授業の中身が見えてきます。うまく踊れたかどうかより、何をしたかを話題にするのがおすすめです
無理に練習させるより、「体を動かすのは楽しい」と感じられる時間を少しずつ増やすほうが、授業への苦手意識はやわらぎやすいものです。
授業のダンスと、習い事のダンスはどう違う?
授業のダンスと、ダンス教室で習うダンスは、目的も進め方も違います。どちらがよいというより、役割が違うものとして考えると分かりやすいです。
- 目的:授業は、表現運動の楽しさや喜びにふれ、即興的に表現する力やリズムに乗って踊る力、仲間と関わる力などを育てることがねらいです。習い事は、教室によって違いますが、基礎を積み重ねてダンスそのものを上達させたり、発表会で作品を踊ったりすることが中心になります
- 振り付け:授業の表現やリズムダンスは、自分たちで動きを見つける学習が中心です。習い事では、先生がつくった振り付けを覚えて踊ることが多くなります
- 時間:授業は、体育の中の一つの領域として、決まった期間に取り組みます。習い事は、毎週続けて通うことで、少しずつ上達を積み重ねていきます
- 人数:授業はクラス全員で行います。習い事は、教室によって少人数のクラスもあります
授業で「ダンスって楽しい」と感じた子が、もっと踊りたくなって習い事を始めることもありますし、反対に、習い事で体の動かし方に慣れて、授業で自信をもって踊れるようになることもあります。
習い事の経験は、授業でどう生きるか
ダンスの習い事でよく行われる練習は、授業の内容ともつながる部分があります。
- リズムをとる練習:音楽の拍を感じて体を動かす経験は、リズム遊びやリズムダンスで「へそを中心にリズムに乗る」ことにつながります
- 体の部分を別々に動かす練習:首、肩、胸、腰などを別々に動かす練習(アイソレーション)は、体のいろいろな部分でリズムをとる動きにつながります
- 振り付けを覚えて踊る経験:決まった踊り方を身につけるフォークダンスや、グループで作品を通して踊る高学年の表現につながります
- 人前で踊る経験:発表会などで人前に立つ経験は、授業で友達と見合ったり発表したりする場面での安心感につながります
ただし、授業で求められているのは「上手に踊ること」だけではなく、自分で動きを見つけることや、友達と関わって踊ることです。習い事をしている子が、友達の動きのよいところを見つけて伝える役に回れると、授業がよりよい時間になるかもしれません。
よくある質問
Q. 小学校のダンスの授業は、必ずやるものですか?
A. 表現運動系は、小学校の体育の運動領域のひとつとして、1年生から6年生まで学習指導要領に示されています。低学年は「表現リズム遊び」、中・高学年は「表現運動」という名前です。いつ、どれくらいの時間を使うかは、学校の年間指導計画によって違います。
Q. 授業で踊る曲は決まっていますか?
A. 曲名が決められているわけではありません。学習指導要領の解説では、低学年はスキップで弾んで踊れる軽快な曲で、児童にとって身近で関心の高い曲を取り上げることが例示されています。中学年のリズムダンスでは、軽快なロックやサンバなどのリズムが例に挙がっています。
Q. 授業でヒップホップを習いますか?
A. 今の小学校の解説で、リズム遊び・リズムダンスの例として挙がっているのはロックとサンバのリズムです。中学校の「現代的なリズムのダンス」については、文部科学省のリーフレットで「ロックやヒップホップなどのリズムの特徴をとらえて踊る」と説明されています。実際の授業でどんな曲を使うかは、学校や先生によって違います。
Q. フォークダンスでは何を踊りますか?
A. 解説の例では、高学年で阿波踊り、春駒、ソーラン節、エイサーなどの日本の民踊と、マイム・マイム、コロブチカ、グスタフス・スコールなどの外国の踊りが挙がっています。低学年でも、ジェンカなど簡単なフォークダンスを含めることがあります。実際にどの踊りを扱うかは学校によって違います。
Q. 運動が苦手な子でも、授業のダンスについていけますか?
A. 授業の表現やリズムダンスは、決まった正解の動きに合わせる学習ではなく、自分で動きを工夫する学習です。解説にも、友達や先生の動きのまねをする、手拍子やかけ声を入れるなど、苦手な子への配慮の例が具体的に書かれています。
Q. 授業の前に、ダンスを習っておいたほうがいいですか?
A. 授業のために習い事を始める必要はありません。授業は、ダンスが初めての子も含めて、クラス全員で取り組むように組み立てられています。ただ、ダンスに興味がある、もっと踊りたいという気持ちが出てきたら、習い事を考えてみるのもよいきっかけです。
Q. 中学校ではダンスの授業はどうなりますか?
A. 中学校では、平成24年度からダンスが必修になっています。1・2年生ではすべての領域を学び、3年生から選択になります。内容は「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」の3つです。
参考にした資料
- 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 体育編」(表現運動系の領域の説明、第1学年及び第2学年「表現リズム遊び」、第3学年及び第4学年「表現運動」、第5学年及び第6学年「表現運動」、内容の取扱い)
- 文部科学省「中学校向け『ダンス』リーフレット」(平成24年度からの必修化、1・2年生ですべての領域を履修、創作ダンス・フォークダンス・現代的なリズムのダンスの3つの内容、現代的なリズムのダンスの説明)
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