ダンス発表会のプレゼント|子ども・友だち・先生へのお礼の選び方と渡し方
子どものダンスの発表会が近づくと、「わが子に花束を用意したほうがいい?」「友だちにも何か渡すもの?」「先生へのお礼はどうすればいい?」と、プレゼントのことで迷う保護者の方は多いと思います。発表会のプレゼントは、決まった形があるものではありません。だからこそ、相手や会場のことを考えずに選ぶと、持ち帰りに困らせたり、相手にお返しの気をつかわせたりすることもあります。この記事では、ダンスの発表会のプレゼントについて、まず確かめたい会場や教室のルール、わが子・友だち・先生それぞれへの選び方、花束と花以外のアイデア、お菓子を贈るときの注意、渡すタイミング、手紙の書き方までをまとめました。
発表会のプレゼントは「必ず渡すもの」ではない
発表会でプレゼントを渡すかどうかは、家庭や教室によってさまざまです。花束を用意する家庭もあれば、手紙や言葉だけで気持ちを伝える家庭もあります。どれが正しいということはありません。
大切なのは、本番までがんばってきた子どもに「よくがんばったね」が伝わることです。プレゼントは、その気持ちを形にする手段のひとつと考えると、選ぶときに迷いにくくなります。
まず確かめたい、会場と教室のルール
プレゼントを用意する前に、次のことを確かめておきましょう。教室からの案内に書かれていることも多いので、まずはよく読んでおきます。
- プレゼントや花束の受け渡しができるか:楽屋への出入りや、ロビーでの面会に決まりがあることがあります。
- 受付で預かってもらえるか:出演者に直接渡せない場合、受付やまとめて預かる場所があることもあります。
- 飲食物の持ち込み:会場によっては、客席での飲食ができないことがあります。
- 先生への贈り物の方針:教室によっては、先生への個別の贈り物を受け取らない方針のこともあります。
誰に渡すかで、選び方が変わる
発表会のプレゼントには、主に次の3つの相手があります。
- わが子:がんばったことをたたえる、記念に残る贈り物
- 友だち(同じ教室の子、出演している知り合いの子):相手の負担にならない、ちょっとしたもの
- 先生:日ごろの指導への感謝を伝えるもの
相手によって、ふさわしい大きさや金額が違います。特に友だちや先生には、相手がお返しを考えなくてすむくらいのものを選ぶのが安心です。
わが子へのプレゼント
花束
発表会の定番です。ステージを終えた子どもに手渡すと、特別な日の記念になります。写真に一緒に写すと、思い出にも残ります。
形に残るもの
ぬいぐるみ、ヘアアクセサリー、レッスンで使えるタオルやバッグなど、発表会のあとも使えるものは、がんばった記念として残ります。
写真や動画の記念
本番の写真や動画(撮影のルールは教室の案内に従います)をアルバムやフォトブックにまとめるのも、あとから見返せる贈り物です。
家族からの手紙
練習をがんばっていた様子や、本番で印象に残ったことを書いた手紙は、子どもにとって何よりうれしい贈り物になることもあります。
花束を選ぶときのポイント
- 大きさ:会場から持ち帰るとき、電車やバスで移動する場合は、大きすぎると大変です。子どもが自分で持てる大きさを目安にしましょう。
- 受け取るタイミング:本番前に渡すと、出番まで置いておく場所に困ることがあります。終わってから渡すのが基本です。
- 衣装や持ち物を汚さないか:花粉がつくと落ちにくい花もあるので、衣装のまま受け取る場合は、お店の人に相談しておくと安心です。
- 予約:当日に会場の近くで買おうとすると、時間に追われることがあります。早めに予約しておくと、当日あわてずにすみます。
- 枯れない花:プリザーブドフラワーや造花のアレンジ、バルーンを使ったブーケなどは、飾っておけるのでそのまま記念になります。
花以外のプレゼントのアイデア
- バルーンブーケ:見た目がはなやかで、子どもに喜ばれやすい贈り物です。持ち帰りのときに車や電車でかさばらないかは確かめておきましょう。
- ぬいぐるみ:形に残り、部屋に飾っておけます。好きな動物やキャラクターを選ぶと、喜んでもらいやすくなります。
- タオル:レッスンで汗をふくのに使え、何枚あっても困りにくいものです。
- ヘアアクセサリー・ヘアバンド:レッスンや次の発表会で使えます。踊るときに使う場合は、硬い飾りや取れやすい飾りがないものを選びましょう。
- 文房具:学校でも使えるので、男の子にも女の子にも選びやすいものです。
- シューズケース・サブバッグ:レッスンの持ち物を入れるのに使えます。
- 入浴剤:がんばった日の夜に使える、小さな贈り物です。
友だちへのプチギフト
同じ教室の友だちや、出演している知り合いの子に渡す場合は、小さくて、相手の負担にならないものが向いています。
- 個包装の小さなお菓子
- ミニタオルやハンカチ
- シールや文房具
- 小さな入浴剤
友だち同士で贈り合う場合は、金額をそろえておくと、お互いに気をつかわずにすみます。保護者同士で「お互い用意しないでおこう」と決めておくのも一つの方法です。
年齢や男の子・女の子で考えること
幼児
見た目が楽しく、すぐに喜びが伝わるものが向いています。小さな部品のついたものは、口に入れてしまう心配があるので避けましょう。
小学生
学校や習い事で使える実用的なものも喜ばれやすくなります。好きなキャラクターや色が分かっていれば、それに合わせると選びやすくなります。
男の子
花束より、タオルやバッグ、文房具など、使えるもののほうが好みという子もいます。本人の好きなものを、保護者の方に聞いておくのも方法です。
お菓子を贈るときの注意
- アレルギー:食べ物を贈るときは、相手の子にアレルギーがないかを考えておく必要があります。分からない場合は、食べ物以外にするほうが安心です。
- 個包装・日持ち:個包装で日持ちのするものなら、その場で食べなくてもよく、家族で分けることもできます。生ものは避けましょう。
- 本番前に食べない:衣装やメイクを汚したり、口のまわりについたりしないよう、本番が終わってから食べるよう伝えましょう。
- 会場の飲食ルール:客席や楽屋で食べられない会場もあります。
先生へのお礼の考え方
発表会は、先生にとっても、振り付けを考えて教えてきた成果を見せる日です。感謝の気持ちを伝えたいと考える保護者の方も多いと思います。
まずは言葉や手紙で
先生へのお礼は、品物がなくても、言葉や手紙で十分に伝わります。子どもが自分で書いたメッセージや、似顔絵を添えるのもよい方法です。
品物を贈るなら、相手の負担にならないものを
子育て情報サイトのHugKum(小学館)の記事では、習い事の先生へのプレゼントは、高価すぎると先生の負担になるため、1,000円台から3,000円程度の品をすすめています。タオル、焼き菓子、紅茶のギフトなどが例として挙げられています。
個人で渡すか、クラスでまとめるか
クラスの保護者で相談して、寄せ書きやひとつの贈り物にまとめることもあります。個人で渡すと、ほかの家庭も用意しなければと感じさせてしまうこともあるので、まわりの様子や教室の方針も見ながら決めましょう。同じ記事では、ほかの保護者の目があると先生が受け取りにくくなるので、なるべく人目を避けて渡すことも勧めています。
教室の方針を確認する
先生への贈り物を受け取らないと決めている教室もあります。その場合は、手紙や言葉で気持ちを伝えましょう。
子どもと一緒に書くメッセージの例
先生や友だちへのメッセージは、短くても、具体的なことが書かれているとうれしいものです。
- (先生へ)「ふりつけを ていねいに おしえてくれて ありがとうございました。さいごまで おどれて うれしかったです。」
- (先生へ・保護者から)「最初は恥ずかしがって前に出られなかった娘が、ステージで笑顔で踊る姿を見られました。いつもあたたかく見守ってくださり、ありがとうございます。」
- (友だちへ)「〇〇ちゃんの ターン、とっても かっこよかったよ。また いっしょに おどろうね。」
- (わが子へ)「毎週の練習、よくがんばったね。ステージの〇〇ちゃん、とてもかがやいていたよ。」
渡すタイミングと渡し方
- 本番が終わってから:本番前は、出演者も先生も準備で忙しく、気持ちも張りつめています。プレゼントは終わってから渡すのが基本です。
- 落ち着いた場所で:終演後のロビーや会場の外など、人の流れのじゃまにならない場所で渡しましょう。
- 決まりがある場合はそれに従う:受付でまとめて預かる、楽屋には入れないなどの決まりがあれば、それに合わせます。
- 名前を書いておく:預ける場合は、誰からのものか分かるよう、カードに名前を書いて添えておきます。
予算の考え方
発表会のプレゼントに、決まった相場はありません。わが子への花束や記念品は、家庭の考え方で決めてよいものです。友だちや先生への贈り物は、相手にお返しの気づかいをさせない金額にしておくことを意識しましょう。教室によっては発表会の衣装代や参加費がかかることもあるので、全体の出費も考えながら、無理のない範囲で用意することが一番です。
プレゼントよりも残る「言葉」
発表会を終えた子どもにとって、いちばん心に残るのは、家族や先生からかけてもらった言葉かもしれません。セントダンススクールのインストラクター紹介ページのインタビューでも、Ayaka先生は「発表会などで人前に立つ経験をしてから、レッスンへのモチベーションが上がりました」と、RiO先生は先生としてうれしいこととして「発表会のたびに子どもたちが成長してくれることです」と話しています。
本番がうまくいった日も、思うように踊れなかった日も、「ここまでがんばったね」「ステージに立てたのがすごいね」と、がんばってきた過程をほめてあげてください。
よくある質問
Q. わが子に花束を用意しないと、かわいそうですか?
A. 花束は決まりではありません。手紙や言葉、記念の写真など、家庭に合った形で「がんばったね」を伝えれば十分です。
Q. 友だちにプレゼントを渡すべきですか?
A. 必ずしも必要ではありません。渡す場合は、相手がお返しを気にしない小さなものにしましょう。保護者同士で相談しておくのもおすすめです。
Q. 先生へのお礼は必要ですか?
A. 必要というわけではありません。言葉や手紙でも気持ちは十分に伝わります。品物を贈る場合は、教室の方針を確認し、相手の負担にならないものを選びましょう。
Q. 先生へのプレゼントの金額はどのくらいがいいですか?
A. 子育て情報サイトの記事では、習い事の先生へのプレゼントとして1,000円台から3,000円程度の品をすすめています。高価すぎると先生の負担になることがあります。
Q. 本番前にプレゼントを渡してもいいですか?
A. 本番前は出演者も先生も準備で忙しいので、終わってから渡すのが基本です。
Q. 食べ物は避けたほうがいいですか?
A. アレルギーが分からない相手には、食べ物以外のものにするほうが安心です。お菓子を贈る場合は、個包装で日持ちのするものを選びましょう。
参考にした資料
- HugKum(小学館)「習い事の先生との上手な付き合い方|トラブル回避法、お礼の伝え方やプレゼントの渡し方をレクチャー」(2019年11月15日。先生への品は1,000円台から3,000円程度、人目を避けて渡す、手紙の構成)
- セントダンススクール「インストラクター紹介」(https://www.centdance.site/instructor/ 、Ayaka先生・RiO先生のインタビュー)
- 「子供のダンスの発表会で喜ばれる人気のプレゼント!思い出に残る贈り物」(mind-j.com)
- dancers.link「ダンス発表会で喜ばれるプレゼント20選!と気の利いた差し入れ」
- 「ダンスの発表会でもらって嬉しいプレゼント21選!」(kawaiipresent.com)
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