キッズダンスの髪型|崩れにくい簡単ポニーテールから男の子・発表会まで
「ダンスのレッスンにはどんな髪型で行けばいいの?」「発表会の髪型、ポニーテールで大丈夫?」。子どもがダンスを始めると、毎回の髪型で迷う保護者の方は少なくありません。踊ると頭を振ったり、床に手をついたり、くるっと回ったりするので、ふだんの髪型のままだとすぐにほどけたり、髪が顔にかかって前が見えなくなったりします。この記事では、キッズダンスの髪型を「レッスン」と「発表会」に分けて、長さ別の選び方、簡単で崩れにくいポニーテールの作り方、男の子の髪型やヘアバンド・バンダナの使い方、そして子どもの頭皮を守るための注意点までまとめました。
キッズダンスの髪型で大切にしたい3つのこと
おしゃれなアレンジはたくさんありますが、まず押さえておきたいのは次の3つです。
- 顔と目元が見えること:前髪や横の髪が目にかかると、先生の動きや鏡が見えにくくなります。発表会では、客席から表情が見えることも大切です。
- 踊っても崩れないこと:ジャンプや回転、頭を振る動きでほどけない結び方を選びます。途中で髪を直していると、振り付けに集中できません。
- 痛くないこと:きつく結びすぎると、頭が痛くなったり、気分が悪くなったりして、レッスンどころではなくなります。子ども本人に「痛くない?」と聞いて確かめましょう。
この3つを満たしていれば、レッスンの髪型としては十分です。かわいさや個性は、その上に少しずつ足していけば大丈夫です。
レッスンと発表会では、髪型の考え方が違う
ふだんのレッスンは「すぐできて、崩れない」が一番
週に何回も通う習い事なので、毎回凝ったアレンジをするのは大変です。レッスンの日は、ひとつ結びやお団子など、数分でできて崩れにくい髪型で十分です。学校や園から直接向かう日は、朝のうちに結んでおけるかどうかも考えておくと楽になります。
発表会は「作品の一部」として考える
発表会では、髪型も衣装やメイクと同じように作品の見え方を左右します。チームで髪型をそろえることもあれば、曲の雰囲気に合わせて編み込みやお団子を指定されることもあります。発表会の髪型は、まず教室や先生からの案内を確認し、指定があればそれに従いましょう。指定がない場合も、事前に先生に相談しておくと安心です。
髪の長さ別に見る、選びやすい髪型
ロング(肩より下)
結べる髪型の選択肢がいちばん多い長さです。ひとつ結びのポニーテールに加え、毛先まで巻き込むお団子にすると、回ったときに髪が顔や体に当たりにくくなります。毛先が長く残るポニーテールは、頭を振る動きで顔に当たることがあるので、気になるときは三つ編みにしてから結ぶ、お団子にまとめるなどの工夫をします。
ミディアム(肩前後)
ひとつに結ぶと、えり足の短い毛がこぼれやすい長さです。うなじの髪を少しきつめに集めてから結ぶ、こぼれた毛をピンで留める、ハーフアップにして下の髪を三つ編みにするなどの方法があります。
ショート・ボブ
結べない長さなら、無理に結ぶ必要はありません。前髪や横の髪が目にかからないように、ピンやカチューシャ、ヘアバンドで押さえるだけで十分です。少し結べる長さなら、耳の上の髪だけを小さく結ぶ「ハーフアップ」も使えます。
前髪
前髪は、踊っている間にいちばん顔にかかりやすい部分です。目にかかる長さなら、横に流してピンで留める、ねじって留める、編み込んで後ろの髪と一緒に結ぶ、ヘアバンドで上げる、のどれかにしておくと安心です。
キッズダンスでよく見かける髪型
ポニーテール
いちばん定番の髪型です。手早くでき、長さを問わず使いやすいのが良いところです。
お団子
毛先までまとめてしまうので、回転や頭を振る動きでも髪が体に当たりにくい髪型です。ポニーテールを作ってから毛束をねじって巻きつけ、ピンで留めます。髪の量が少ない子は、ヘアネットや土台になるものを使うと形を作りやすくなります。
ツインテール・ふたつ結び
左右に分けて結ぶ髪型です。かわいらしい印象になりますが、左右で高さがずれると目立つので、鏡を見ながら合わせましょう。毛先を三つ編みにすると、踊ったときに広がりにくくなります。
編み込み・三つ編み
頭に沿って編み込むと、激しく動いてもほどけにくくなります。前髪から編み込むと、前髪の悩みもまとめて解決できます。少し練習が必要ですが、発表会でよく使われる髪型です。
くるりんぱ
結んだ髪の結び目の上に隙間を作り、毛束をくるっと通すだけのアレンジです。ゴム1本でできるのに、ひとつ結びより手がこんで見えます。
コーンロウ・ブレイズ
頭皮に沿って細かく編み込む髪型で、ヒップホップなどのストリート系のダンスでよく見かけます。崩れにくい一方で、作るのに時間がかかり、きつく編みすぎると頭皮への負担が大きくなります。家庭で作る場合も美容室にお願いする場合も、きつさには気をつけてください(下の「きつく結びすぎない」も参考にしてください)。
おろした髪(ダウンスタイル)
髪の動きも表現の一部として見せる作品では、あえて髪をおろすこともあります。ただし、ふだんのレッスンでは顔にかかりやすく、先生の動きが見えにくくなるので、前髪や横の髪はピンで留めておきましょう。
簡単で崩れにくいポニーテールの作り方
レッスンでも発表会でも使える、基本のポニーテールの手順です。
- 髪を軽く湿らせるか、まとめ髪用のスタイリング剤を少しなじませて、短い毛を集めやすくします。
- 結びたい位置を決めます。踊りやすさで迷ったら、頭の後ろの真ん中あたりから始めてみましょう。
- えり足(うなじ)の髪から先に、下から上へ持ち上げるように集めます。えり足がゆるいと、ここから崩れやすくなります。
- 次に横、最後に前の髪を集め、くしで表面をなでつけます。
- 1本目のゴムで結びます。
- 同じ位置に2本目のゴムを重ねて結びます。2本にすると、1本がゆるんでもほどけにくくなります。
- 毛束から細く少しだけ髪をとり、結び目に巻きつけてピンで留めると、ゴムが隠れてすっきり見えます。
- 最後に軽くジャンプしたり、頭を左右に振ったりしてもらい、ゆるみや痛みがないか確かめます。
踊っても崩れにくくするコツ
- えり足と耳まわりを先にまとめる:崩れるのはたいてい、短い毛の多い部分からです。
- ゴムは細いものを2本使う:太いゴム1本より、細いゴムを重ねたほうが締まりやすく、ずれにくくなります。
- ピンは髪の流れと逆向きに差す:髪をすくうように差すと、抜けにくくなります。
- スタイリング剤は少しだけ:まとめ髪用のワックスやスプレーを使うと、短い毛が落ちにくくなります。子どもの肌や頭皮に合うかは、事前に少量で試しておきましょう。
- 最後に動いて確かめる:鏡の前で止まって見たときは大丈夫でも、踊るとゆるむことがあります。
男の子のダンスの髪型
男の子は短髪のことが多く、特別なアレンジをしなくても踊れることがほとんどです。気にしたいのは、前髪が目にかかっていないか、汗で髪が顔にはりつかないか、くらいです。
- 前髪が伸びてきたら、ヘアバンドやヘアピンで上げる
- 汗をかきやすい子は、ヘアバンドで汗止めを兼ねる
- 発表会では、ワックスで毛先を整えたり、バンダナを巻いたりして雰囲気を出すこともある
ツーブロックや髪色を変えるなどの髪型は、学校の決まりや家庭の考え方にも関わるので、ダンスのためだけに無理に変える必要はありません。発表会で特別な髪型が必要な場合は、教室から案内があるはずなので、それを待ってからで大丈夫です。
ヘアバンド・バンダナの使い方
ヘアバンド
前髪や汗を押さえるのに便利で、男の子にも女の子にも使えます。きつすぎると頭が痛くなるので、子どもの頭のサイズに合うものを選びましょう。回ったときにずれやすい場合は、ヘアピンで数か所留めると安定します。
バンダナの巻き方(ヘアバンド風)
- バンダナを三角に折り、とがった角を内側に向かって何回か折りたたんで、細長い帯にします。
- 帯の真ん中をおでこの生え際かうなじに当てます。
- 両端を頭の後ろ(または上)で結び、結び目を髪の中に隠します。
- ずれる場合は、両わきをピンで留めます。
バンダナはおしゃれの小物としても人気ですが、レッスン中にほどけて床に落ちると、踏んで滑ることがあります。結び目はしっかり固く結んでおきましょう。
ヘアアクセサリーを選ぶときの注意
ダンスでは、床に手をついたり、寝ころんだり、友だちと近い距離で動いたりすることがあります。髪飾りは、次の点を確かめてから使いましょう。
- 大きくて硬いクリップや飾りは、床に頭をつけたときや人とぶつかったときに当たって痛いことがある
- ピンの先が頭皮に当たっていないか、飛び出していないか
- 取れやすい飾りは、踊っている途中で落ちて、踏むと危ない
- 発表会の衣装に合わせる飾りは、事前のリハーサルや家での練習でつけて動いてみる
きつく結びすぎないことも大切
崩れにくくしたいあまり、毎回きつく引っぱって結ぶのは避けたいところです。きつい髪型を続けることは「牽引性(けんいんせい)脱毛症」の主な原因のひとつとされています。小児科医向けの講演会で皮膚科医が話した内容として、ポニーテールをいくつも作る髪型や、頭皮に沿ってきつく編むコーンロウなどが例に挙げられ、きつい髪型をやめれば髪が生え戻りやすいこと、早く気づくことが大切だと伝えられています。
家庭でできる工夫は、次のようなものです。
- 結ぶ位置や分け目を、ときどき変える
- レッスンが終わったら、早めにほどく
- 結んだあとに「痛くない?」と本人に聞く
- 生え際の髪が薄くなってきた、頭皮が赤いなどの様子があれば、きつい髪型をやめて皮膚科に相談する
発表会の日の髪型の準備
前もって一度、本番と同じ髪型を作ってみる
本番の朝に初めて作ると、思ったより時間がかかったり、うまく形にならなかったりします。発表会の前の週末などに一度作ってみて、かかった時間と、踊っても崩れないかを確かめておきましょう。写真を撮っておくと、当日に見ながら作れます。
時間に余裕をもって
発表会の当日は、集合時間、リハーサル、着替え、メイクと、やることがたくさんあります。髪型は家で作ってから行くのか、会場で作るのかを、教室の案内で確認しておきましょう。
持っていくと安心なもの
- 予備のゴム(細いもの)とヘアピン
- くし・ブラシ
- 手鏡
- まとめ髪用のスプレーやワックス(使う場合)
- 指定の髪飾り
レッスンや発表会のあとの髪と頭皮のケア
ワックスやスプレーを使った日は、その日のうちにシャンプーで落としましょう。汗をかいたまま長い時間結んでおくと、頭皮がむれやすくなります。ほどくときは、ゴムを引っぱって抜くのではなく、はさみで切れるゴムなら切る、ゆっくりほぐしながら外すなど、髪を傷めない方法で外してあげてください。
子どもが自分で髪を結べるようになるまで
小さいうちは保護者の方が結ぶことがほとんどですが、小学生になると自分で結びたがる子も出てきます。最初は、低い位置のひとつ結びから練習するのがおすすめです。高い位置のポニーテールやお団子は、腕を上げたまま後ろ手で結ぶので、少し難しくなります。レッスンの前に自分で結べるようになると、身支度を自分でする習慣にもつながります。
よくある質問
Q. ふだんのレッスンでも、凝った髪型にしたほうがいいですか?
A. その必要はありません。顔が見えて、崩れず、痛くなければ十分です。ひとつ結びやお団子など、毎回すぐにできる髪型で大丈夫です。
Q. 髪が短くて結べません。どうすればいいですか?
A. 結ばなくても踊れます。前髪や横の髪が目にかからないよう、ピンやヘアバンドで押さえておきましょう。
Q. 男の子は髪型を気にしなくていいですか?
A. 短髪なら、ほとんど気にしなくて大丈夫です。前髪が目にかかるようなら、ヘアバンドやピンで上げておきましょう。
Q. 発表会の髪型は家で決めていいですか?
A. 発表会では、チームで髪型をそろえたり、作品に合わせて指定があったりすることがあります。まずは教室の案内を確認し、分からないことは先生に聞いてみましょう。
Q. コーンロウにしても大丈夫ですか?
A. 教室や作品で必要な場合には選択肢になりますが、きつく編むと頭皮に負担がかかります。痛みがないかを確かめ、長期間続けないようにしましょう。
Q. 髪を結ぶのを子どもが嫌がります。
A. 痛いのが理由のことが多いので、少しゆるめに結ぶ、結ぶ位置を変えてみる、本人に好きなゴムや飾りを選んでもらうなどを試してみてください。
参考にした資料
- Dermatology News(MDedge)「Avoiding tight hairstyles helps prevent alopecia」(小児科医向けの講演会での皮膚科医の講演の報告。きつい髪型と牽引性脱毛症、きつい髪型をやめると生え戻りやすいこと)
- リディアダンスアカデミー「キッズダンスにおすすめの髪型【発表会やレッスンでもおすすめ】」
- NOAダンスアカデミーKIDS「髪型で観客を惹きつけよう!キッズダンスにおすすめのヘアアレンジ」
- ホットペッパービューティーマガジン「キッズダンスの髪型が可愛い♡そしておしゃれ!発表会やイベントごとにおすすめのヘアアレンジ特集」
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